Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゅっけとそのでし

出家とその弟子

倉田 百三

Lisez 出家とその弟子 (しゅっけとそのでし) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 121 812 caractères · 248 écrans

Aozora Bunko

あなたのお手紙なのでしょう。どんなにうれしかったでしょう。私は一字ずつ、たまいたまい読みました。読んでしまうのが惜しいのですもの。あなたの手紙はほんとにいいお手紙ね。私なんかお腹に思ってることがいっぱいあっても、筆が渋って書けないからくやしいわ。

唯円 あなたもお手紙くださいな。

かえで だって私はいろはだけしか知らないのですもの、(顔を赤くする)そして書くことが下手ですもの。

唯円 いろはでたくさんです。また心に思うことを飾らずにすらすら書けば、ひとりでにいい手紙になるのです。お腹にまごころさえあれば。

かえで まごころでならだれにもまけなくてよ。私今度から手紙をあげますわ。(ちょっと考える)だめよ。どうしてあなたに渡すの。

唯円 そうですね。あなたは出られないし。使いがお寺へ来ると変だし。

かえで 何かいい分別は無くって。

唯円 (考える)私が取りに行きます。

かえで そんな事ができるの。

唯円 あなたは手紙を書いて持っていてください。私があの松の家のかけだしの下の石段のところに行って、口笛を吹きます。あなたはあの河原へおりる裏口のところから出て私に手紙を渡してください。