Classiques japonais avec furigana
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
Lisez 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) de 野村 あらえびす (のむらあらえびす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 837 caractères · 680 écrans
勿論、全体としての少しのたるみもない堂々たる儀容は何人も及ぶべきでない。その点は安心してこの歌の師表としてよかろう。出来栄えから言えば、前半の明るく美しいものより、後半の暗い苦渋なものがよく、七番目の「焦躁」あたりからピッチをあげて、九番目の「涙の雨」あたりへ次第によくなって行くが、ヒュッシュの本領はやはり、十七番目の「忌わしき色」の後であると思う。
この輯の中の傑作は「忌わしき色」と最後の「小川の子守唄」で、それに続いては『焦躁』、さらに遡って、最初の一、二曲であろうか。
くり返して言うが、『美しき水車小屋の乙女』は『冬の旅』の次に置かるべきもので、古いドゥハンのレコードにもまた、この曲における限り存在価値があるというのだろう。
ヒュッシュの一枚物にも珠玉的なものが二、三ある。ビクターの『さすらい人』(JK九)は、この曲から我々が聴き馴れた劇的な誇張はないが、申し分なく立派で、ヒュッシュの正直な表現に、多少の食い足らなさと安心を感じさせる。『タンホイザー』は二枚あるが、歌の面白さを勘定して「見渡せば」と「夕の星」(JD一一四三)の方が良かろう。