Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 197 228 caractères · 394 écrans
「武功ならば、武人はたれもひとに譲らん。禁門の御普請、洛中の市政、いろいろな財務。御房はふしぎな天才じゃ」
「賞めるのか、くさすのか」
「されば、武門の中では、めずらしい異材でもあり、生れ損ないでもあると、正直、賞めたりくさしたりしておるわけです」
「お身に会っては敵わんよ」
日乗は、からからと笑った。
大きな歯がもう、二、三本抜けている。年齢からいえば、秀吉などとは大きな差がある。しかし、息子ほど年下な秀吉ではあるが、日乗の眼には、かなり大人に映じていた。
ただ、日乗の感情は、光秀に対しては、そう楽に溶け合えなかった。ひとしく彼の才識を認めているが、秀吉の揶揄に腹が立たなくても、光秀の寸言は、何かするどく神経をついてくる。反撥してみたくなる。
「わしだけの考えかと思うていたが、近頃、同様な言をふと耳にした。これは骨相を観る名人といわれている者。その言に、誤りはないと思う」
「人相観が惟任どのを、なんとか、評したのでござるか」
「人相観などではない。当代の碩学だ。中国で名僧の聞えある、安国寺恵瓊という者が、ひそかにわしへ申しおった」
「何といいましたか」
「気のどくだが智に溺るる智者の相だと。