Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゅっけとそのでし

出家とその弟子

倉田 百三

Lisez 出家とその弟子 (しゅっけとそのでし) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 121 812 caractères · 248 écrans

Aozora Bunko

もっと酔わなくては。(酒を杯に二、三杯続けて飲む)

お兼 そんな無茶に飲むのはおよしなさいな。(左衛門を心配そうに見つつちょっと沈黙)私はほんとに心細くなるわ。(戸の外をあらしの音が過ぎる)ひどい吹雪ですねえ。

左衛門は手酌でチビリチビリ飲んでいる。お兼は黙って考えている。松若は本を見ている。親鸞、慈円、良寛、舞台の右手より登場。墨染めの衣に、笈を負い草鞋をはき、杖をついている。笠の上には雪が積もっている。

慈円 たいへんな吹雪になりましたな。

良寛 だんだんひどくなるようでございます。

慈円 お師匠様。あなたはたいそうお疲れのように見えますな。

良寛 おん衣の袖はしみて氷のように冷とうなりました。

親鸞 もう日も暮れてだいぶになるな。

慈円 雪で道もふさがってしまいました。

良寛 私はもう歩く力がございません。

親鸞 ではこのあたりで泊めてもらおうかな。

慈円 この家で一夜の宿を乞うてみましょう。

良寛 ほかの家も見あたりませんね。(戸口に行き戸をたたく)もし、もし。

松若 (耳を澄ます)とうさん。だれか戸をたたくよ。

お兼 風の音だろう。

左衛門 この吹雪に外に出るものは無いからな。