Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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めいきょくけっていばん

名曲決定盤

野村 あらえびす

Lisez 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) de 野村 あらえびす (のむらあらえびす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 837 caractères · 680 écrans

Aozora Bunko

に改める才能と趣味を持っているからである。この人の指揮では、※が※になることは決して珍しくない。ソロがユニゾンになることもしばしば聴かれる。表情記号の置換えや、テンポの変更は、実にお茶の子さいさいである。

何はさて措いても、演奏効果が第一眼目で、豪華華麗の演奏のためには、ストコフスキーはあらゆるものを犠牲にして顧みぬのである。しかしそれは決して悪いことだとは言い得ない。なぜかと言うと、時代の違いと楽器や環境、気持の相違を無視して、ハイドンやベートーヴェンを昔のままに演奏することは決して褒めた話ではない。ただ古典の演奏にどれだけ正直であるか、またどれだけの改竄変更が行われているかが問題になるのである。原曲に忠実でないのは、ワインガルトナーもフルトヴェングラーもメンゲルベルクも、要するに程度の問題であって、原則的には少しも関わらぬわけだ。ただストコフスキーの改竄の方法は、原作者の気持の最も良き表現ではなく、今日の聴衆にとって最も良き表現であるというだけの差違がある。ワインガルトナーは、ベートーヴェンが現代に生きていたならばかくもしたろうかという気持をまず考えるが、ストコフスキーは、恐らく、どうしたらアメリカの聴衆が最も感銘深く聴くかと考えているようだ。