Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しゅっけとそのでし
出家とその弟子
倉田 百三
Lisez 出家とその弟子 (しゅっけとそのでし) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 121 812 caractères · 248 écrans
お利根 お待ちよ。も一度あたしよ。今のはかんにんよ。
お須磨 いやよ。私がつくのよ。
お利根 お待ちと言ったら。
お須磨 いや。いやですよう。(涙ぐむ)
お利根 (かまわずつきかける)茶の木の下に宿があって……
お須磨 (まりをとろうとする)あたしだわ。あたしだわ。
お利根 (くるりと横を向く)一ぱいあがれや長六さん。二はいあがれや長六さん。三杯目にゃ……
お須磨 (泣きだす)ねえさま。ひどいよ。
お利根 (おどろく)さあ。あげましょう。これ。(まりを持たせようとする)
お須磨 (振り放す)いやだよ。いやだよ。(声を高くして泣く)
勝信 (登場。髪を上品な切り髪にしている。門を出ると二人の争うているのを見て馳せ寄る)どうしたのだえ。須磨ちゃん。
お須磨 (泣き声にて)ねえさん。ひどいよ。ひどいよ。
お利根 だからあげようと言ってるのだわ。
お須磨 あたしの番だのに、自分ばかりつくのよ。
お利根 かんにんだったのよ。
お須磨 うそだよ。うそだよ。
勝信 後生だから。きょうばかりはけんかなどしておくれでない。
お利根 かあ様。泣いてるの。
お須磨 かあさま。かあさま。(すがりつく)
勝信 お師匠様がたいへんお悪いのだよ。