Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゅっけとそのでし

出家とその弟子

倉田 百三

Lisez 出家とその弟子 (しゅっけとそのでし) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 121 812 caractères · 248 écrans

Aozora Bunko

さっきからわしがあれほど言うのがわからないのかい。少しは腹を立てい。この偽善者め。面の皮の厚い――

お兼 左衛門殿、左衛門殿。

左衛門 (親鸞に)早く出て行け。この乞食坊主め。(親鸞を押す)

慈円 あまりと言えば失礼な――

良寛 お師匠様に手を掛けたな。

左衛門 早く出て行け。(良寛をこづく)

良寛 なにを。(杖を握る)

左衛門 打つ気か。(親鸞の杖を取って振りあげる)

親鸞 良寛。手荒な事はなりませぬぞ。

親鸞二人の中に割って入る。左衛門親鸞を打つ。杖は笈にあたる。

慈円 お師匠様早くお出あそばせ。(左衛門をさえぎる)

松若 おとうさん。おとうさん。(うろうろする)

お兼 (まっさおになる)左衛門殿、左衛門殿。(後ろから左衛門を抱き止める)

左衛門 放せ。ぶちなぐってやるのだ。

親鸞、慈円、良寛、戸の外に出る。左衛門杖を投げる。杖は雪の上に落ちる。

松若 おとうさん。おとうさん。(左衛門にしがみついて泣く)

お兼 (外に飛んで出る。おどおどして親鸞をさする)痛かったでしょう。許してください。私どうしましょう。おけがはありませぬか。

親鸞 大事ありません。托鉢をして歩けばこのような事は時々あることです。