Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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めいきょくけっていばん

名曲決定盤

野村 あらえびす

Lisez 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) de 野村 あらえびす (のむらあらえびす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 837 caractères · 680 écrans

Aozora Bunko

二十世紀の初頭から、彼はニューヨークのフィルハーモニック管弦団の指揮者として迎えられ、ミラノとニューヨークを一年交代で往復した時代が長く続いた。トスカニーニがレコードに吹込んだのはその頃からのことで、トスカニーニの初期のレコードは、ビクターの旧赤盤に五、六枚入っている。今となってはもはや問題にはならないが、当時はストコフスキーやメンゲルベルクやムックと共に、トスカニーニは最も美しい管弦楽のレコードを我々に提供していたのであった。

その後彼は故郷の伊太利においてとかくいろんな問題を惹起し、利かぬ気と強情が禍して、イタリーに安住することが出来なくなり、アメリカにまたイギリスに赴いたりしていた。近頃は米国第一の放送局なるニューヨークNBCの管弦団に招聘されて、そこの管弦団を指揮することになったと伝えられている。

トスカニーニの衝突癖は甚だ有名で、昨年はフルトヴェングラーとも睨み合っていた。この人の芸術家としての負けじ魂がそうさせるのであろう。

有名な話だが、トスカニーニの指揮の特徴は、いかなる曲でも諳譜でやることだ。諳譜で指揮をするということは、本格的であるかどうかは相当議論のあるところで、現に今から十五、六年前、欧米の楽壇でも問題になったことがあり、トスカニーニはその時諳譜指揮者の代表的人物として議論の爼