Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にちりん

日輪・春は馬車に乗って 他八篇

横光 利一

Lisez 日輪・春は馬車に乗って 他八篇 (にちりん) de 横光 利一 (よこみつりいち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 86 787 caractères · 177 écrans

Aozora Bunko

彼は王の盃を奪いとると卑弥呼にいった。

「不弥の女、使部を殺した者は兄である。爾はわれに酒を与えよ。」

「待て、王は爾の兄である。盃を王に返せ。」と卑弥呼はいって、彼女は差し出している反絵の手から、柔にその盃を取り戻した。「王よ、我を耶馬台にとどめた者は爾である。今日より爾は爾の傍に我を置くか。」

「ああ、不弥の女。」と反耶はいって、彼女の方へ手を延ばした。

「王よ。爾は不弥の国の王女を見たか。」

「盃をわれに与えよ。」

「王よ。我は不弥の国の王女である。我の玉を爾は受けよ。」

卑弥呼は首から勾玉をとり脱すと、瞠若として彼女の顔を眺めている反耶の首に垂れ下げた。

「王よ。我は我の夫と奴国の国を廻って来た。奴国の王子は不弥の国を亡した。爾は我を愛するか。我は不弥の王女卑弥呼という。」

「ああ、卑弥呼、我は爾を愛す。」

「爾は奴国を愛するか。」

「我は爾の国を愛す。」

「ああ、爾は不弥の国を愛するか。もし爾が不弥の国を愛すれば、我に耶馬台の兵を借せ。奴国は不弥の国の敵である。我の父と母とは奴国の王子に殺された。我の国は亡びている。爾は我のために、奴国を攻めよ。」

「卑弥呼。