Classiques japonais avec furigana
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ずいひつ みやもとむさし
随筆 宮本武蔵
吉川 英治
Lisez 随筆 宮本武蔵 (ずいひつ みやもとむさし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 141 786 caractères · 278 écrans
その間違いは、先に記した「本朝画纂」の記事などから起っている。
宮本武蔵範高、小倉人、有二武略一、善二剣法一、傍通二絵事一
武蔵が範高などと名乗ったことはない。ついでに、彼の姓名や別号についていうならば、
幼名は 弁之助。また、武蔵
姓名は 宮本氏(地名ヨリ)
新免氏(父無二斎ノ旧主ヨリ許サレタルモノ)
落款には 二天、または二天道楽
印章のみの場合
武蔵筆、と書く場合
折々に違っているが、また書などにはいかめしく、新免武蔵政名藤原玄信、と書いたりしているものもある。
新免という姓は、晩年まで用いてはいたらしいが、その旧主から拝領の姓として重んじていたらしく、平常は宮本を通称としていた。そして名乗も、武蔵政名とよんだこともあり、氏も自身藤原とは書いているが、菅原氏だという説もある。これは彼の家紋が「梅鉢」であった所から附会して後人がいったものであろう。
いずれにしろ「本朝画纂」の範高はどうかしている。そんな間違いから一部に、二天別人説も出たのかもしれない。
事の序に、もう一言いえば、総じて、よく古画論評の引証としてつかわれる、江戸時代の画家評論家の筆になる画史評伝という類の書物ほど、あぶなっかしいものはない。