Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

Lisez 青べか物語 (あおべかものがたり) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 160 961 caractères · 317 écrans

Aozora Bunko

つづめていえば、長男も次男も家を出、本家の「千本」を長が継いでいるのであって、私の推測によれば、それこそ現在のおっ母あが長太郎とその下の二人の実母である、ということを証明していると思うのであるが、「おっ母あはみんなの継母」であり、「そのためにうちがうまくいっている」という、混りっけなしに割切った長の認識に、私はひそかに感嘆の念を禁ずることができなかった。

それから私たちは堀南へ戻り、鉄なあこの「てんぷら屋」へいった。てんぷら屋といっても仕出し専門であり、店では客は取らないという。鉄なあこも私を覚えていないし、私にも彼は初めて会ったようにしか思えなかった。――私は長に、タクシーをこっちへ廻すように云ってくれ、と頼み、せいぜい四帖半くらいの狭い、ごたごたした部屋へ同伴者といっしょにあがった。

私は鉄なあこにビールを頼み、てんぷらを揚げてくれと云った。そのとき仕出し専門でやっていることがわかったのだ。鉄なあこ――いや、もうそう呼んではいけないだろう、一日に六千個のてんぷらとフライを揚げて捌く、という店の主人なのだから、――一日に油を二た罐も使ってしまう、と鉄さんは語った。