Classiques japonais avec furigana
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しょくりょうめいい
食料名彙
柳田 国男
Lisez 食料名彙 (しょくりょうめいい) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 30 898 caractères · 61 écrans
を、ユリゴと呼ぶようになったのである。めんつうその他すべての楕円形のものを、ユリナリというのもこれから出た語で、最初の必要は米だけを揺り落すために、こういう形を考え出させたように思う。近世はいろいろのもっと便利な器具が発明せられてユリは主として祭祀用のものとなったが、なおこれに食物を入れて頭に載せて運ぶのには由緒があった。ユリゴには砕け米や粃、またはいろいろの屑ばかりが残るから、飯に炊くことはとてもできない。挽いて粉にしておいて糯・粟などを加えたくさんの蓬や山牛蒡の葉を搗き込んで草餅として、米マタジすなわち補食用に供するか(ひだびと四巻五号・六巻二号)、そうでなければ蕎麦粉などとともに練って、手毬ほどの大さに丸め、藁火や炉の中に転がして焼いて一朝の飯の代りにした。祭や祝ごとの日には、特に小豆や菜のあえもの、塩辛や蛸などを入れてこの団子をこしらえることもあった(頸城郡誌稿)。あるいは小さいイリゴダンゴを入れて団子汁を作り、またはイリゴガテと称して飯の上に載せてともに蒸すことも越後などにはあった。南魚沼郡では苗代の種籾の残りを乾して炒って、特に石臼で荒く挽いたイリ米というものがあった。