Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Leggi 古事記物語 (こじきものがたり) di 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 96.723 caratteri · 191 schermate
三
娘はどうぞ私が討ち死にをいたしましたあとで、おめしつれくださいまし」
こう申しあげて御前をさがり、再び戦道具を取って邸にはいって、いっしょうけんめいに戦をいたしました。
そのうちに都夫良はとうとうひどい手傷を負いました。みんなも矢だねがすっかり尽きてしまいました。それで都夫良は目弱王に向かって、
「私もこのとおりで、もはや戦を続けることができません。いかがいたしましょう」と申しあげました。
お小さな目弱王は、
「それではもうしかたがない。早く私を殺してくれ」とおっしゃいました。都夫良はおおせに従ってすぐに王をお刺し申した上、その刀で自分の首を切って死んでしまいました。
三
このさわぎが片づくとまもなく、ある日、大長谷皇子のところへ、近江の韓袋という者が、そちらの蚊屋野というところに、ししやしかがひじょうにたくさんおりますと申し出ました。
「そのどっさりおりますことと申しますと、群がり集まった足はちょうどすすきの原のすすきのようでございますし、群がった角は、ちょうど枯木の林のようでございます」と韓袋は申しあげました。
皇子は、ようし、とおっしゃって、履仲天皇の皇子で、ちょうどおいとこにおあたりになる、忍歯王とおっしゃるお方とお二人で、すぐに近江へおくだりになりました。