Classici giapponesi con furigana
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Leggi 古事記物語 (こじきものがたり) di 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 96.723 caratteri · 191 schermate
八咫烏
一
媛は海のお宮にいらしっても、このお子さまのことが心配でならないものですから、お妹さまの玉依媛をこちらへよこして、その方の手で育てておもらいになりました。媛は夫の命が自分のひどい姿をおのぞきになったことは、いつまでたっても恨めしくてたまりませんでしたけれど、それでも命のことはやっぱり恋しくおしたわしくて、かたときもお忘れになることができませんでした。それで玉依媛にことづけて、
赤玉は、
緒さえ光れど、
白玉の、
君が装し、
貴くありけり。
という歌をお送りになりました。これは、
「赤い玉はたいへんにりっぱなもので、それをひもに通して飾りにすると、そのひもまで光って見えるくらいですが、その赤玉にもまさった、白玉のようにうるわしいあなたの貴いお姿を、私はしじゅうお慕わしく思っております」という意味でした。
命はたいそうあわれにおぼしめして、私もおまえのことはけっして忘れはしないという意味の、お情けのこもったお歌をお返しになりました。
命は高千穂の宮というお宮に、とうとう五百八十のお年までお住まいになりました。
八咫烏
一
鵜茅草葺不合命は、ご成人の後、玉依媛を改めてお妃にお立てになって、四人の男のお子をおもうけになりました。