Classici giapponesi con furigana
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Leggi 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 257.350 caratteri · 507 schermate
河上肇君のことなど
それが相当沢山出て来れば、ただ偶然といって片づけられなくなるだろう。要するに、歴史を、記録にあるからというだけできめることになると、結局想像説に堕してしまうのである。
この本の弱点は、ナワの問題である。名和長年の子孫が九州天草辺に来て、征西将軍に仕えたという記録を信じ、そしてその先どこへ行ったか判らぬのを、折口君は、沖縄に行き第二王朝の尚巴志の先祖になったと説明している。稲村君はこの折口説を肯定しているのである。折口君は沖縄のために一生懸命に働いた人だが、この名和氏説だけは困るという人が多い。しかし比嘉君などは、名和氏・尚巴志の説をもう少し傾聴してもよかろうといっている。何れにしても稲村君の今度の著書が、全体として有益な内容を持っていることは誰もが認めねばならない。
河上肇君のことなど
京都の河上肇君も、伊波君の『古琉球』という本の跋を書いたりして、古くから沖縄に関心をもっていた。はじめは糸満の個人財産制度に感心し、そこに自分の理想を見出したように解釈した。
滔々として帝国主義に禍いされている日本において、まだそんなに悪い風潮に染まっていないのはこの沖縄だけで、自分はそこに望みを託すというようなことだったが、琉球の人自身は、あくまでわれわれ日本人の一部であると主張していたし、事実またそのわけであるから、河上