Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 81.739 caratteri · 164 schermate
九月二日
九月三日
「貧しき人々の群」よりはどんなにしても上手に書かなければならないように思われると、幾分気がおくれると云おうか気が張ると云おうか、かるがると書きぱなしが出来ない。それを自分は尊くも亦一方には恐ろしくも思う。体の工合は略よい。
九月二日(土曜)
小柳八重子と云う女名の男らしい人、古市氏、堺先生、小寺氏から電話。朝、田村松魚氏が来て、大変ほめて居てくれた。夕方から坪内先生、小此木先生へ車で行って来る。中央公論から留守のうち、百五十円持って来てあった。小此木先生は大変よろこんで下さった。榛名は大変好いところだと云う話だからどうかして行って見たい。弟達が大きくでもなれば、一夏行って居られる。古市氏の性格が分らなかったが、今度の手紙で略分ったような心持がする。少し考えることがあったので、長い手紙を出して置く。百五十円もらったところでそう大してうれしくもないけれども長い間欲しい欲しいと思いながら買えないで居たのが少しは自由に買えると思うとそれが一番たのしみだ。
九月三日(日曜)
午後になってから母上少し工合が悪いようだなどと云って被居っしったが大したことではあるまいと思って居ると、夜中の二時頃、急に胃痙攣だと云うので、大さわぎをした。