Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 81.739 caratteri · 164 schermate
一月十六日
一月十七日
一月十六日(日曜)
〔書信〕小田切秀子
寒く冷たい夜に座して、私はどんなに相容れざる魂の歎きに沈む事だろう。
私の周囲はあくまで二元論者である。文学を人間以上神に近づいたものとして要求されて居る私は苦しい。私は人間である。あくまで人間である。
所謂新らしいと同一視されて居る事を私は悲しまずには居られない。
これからどの位の苦痛が私を困らせ様と来る事だろう。
私は辛い。静かに涙をたれて自分の行き道をながめやる。
我心よ勇ましく育ちてあれ、我思いよ高まりて行け。
私のたよりになるものは只私ばかりである。
私は私のみを力に一日一日を送って行くばかりである。
私は静かに自分の心に祈るのである。
一月十七日(月曜)
大変強い風が吹いた。歯はまださっぱりしない。続きなおすのをすっかり仕てしまいたいと思ったが出来そうにもない。二十日までには今のと、「二十三番地」、「追憶」をちゃんとして坪内先生に持って行っていただかなければならない。もう二十日になれば一月はどの位短くすぎて仕舞うのだろう。
二月と三月の中に私はもう二つか三つを書かなければならない。
どうしても出来せる。