Classici giapponesi con furigana
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
Leggi 楽聖物語 (がくせいものがたり) di 野村 あらえびす (のむらあらえびす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 193.667 caratteri · 381 schermate
彼の真の天職にして、不滅の生命を盛られた芸術「聖譚曲」に到達するまで、ヘンデルの戦いは文字通り死物狂いだったのである。
ヘンデルの最初の敵としてクローズアップされたのは、イタリー人ボノンチーニであった。彼はヘンデルよりも早熟で、ヘンデルよりも流行作家的で、ヘンデルよりも巧者だった。「熊や雉やまたは名人上手達の勝負事を大好きなイギリス人」はこの必死のゲームに好奇心の全部を賭けた。その挑戦に対して敢然として応じたヘンデルは見事に勝つことが出来たが、その次に控えたオペラのスターの悪闘には、さしものヘンデルも手を焼いてしまった。その選手はファウスティーナとクッツォーニと言った。二人の女優は二匹の猛獣のように争い続け、ウェールズ王女臨場の日の舞台の上で、血だらけな掴み合いを始めてしまった。二匹の猛獣は疲らせるよりほかに引分けようがなかった。指揮者のヘンデルは、その争いを急速に終らせるために、盛んにティンパニを叩かせた。
ある時は女優のクッツォーニはどうしてもヘンデルの書いたアリアを歌うことを拒んだ。ヘンデルはいきなりスターの胴中を引抱えると、窓から往来へ放り出そうとした。