Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 229.387 caratteri · 453 schermate
私は、あなたがどうもそんなことがあるかしらといいたげな表情をなさるので、はっきり納得して、その点では安心して頂きたいと思います。あちらの経済生活はあなたの配慮を求めずにやってゆけます。お母さんのお気持も、世間並の修辞をぬきにして申せば、やはりそうです。折々貴方の表現にしたがえば時候のかわり目にいろいろお思いになり、ごたごたとなって平凡らしい綿々が生じたとしても。
毎日はあちらに現実あるものの上で経って行っているのです。そのことでも、申すまでもなく御安心下さい。私たちが弟を二人もっていたということは、偶然のうちの最も幸福の一つです。お母さんが今日安心していらっしゃる程度を、私は貴方に感じさせてあげたいと思います。今日から明日の問題をとりあげれば、それは無いことではなくて、無いのが有るようになったことから生じるのです。すべて。これも又微妙です。
こうやって書いていて蚊やりをつけていないのに気になるほどの蚊がいない。今年は蚊の尠い夏でしょうか、この間の大雨で流されてしまって減ったのでしょうか。
この間の大雨の被害四億の由。東海道阪神の被害のひどさは汽車から見て実におどろきました。