Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 229.387 caratteri · 453 schermate
十一月二十八日夕
鉄はひとがまぜて火を入れるのだが、人間には自分でそれが出来る。ここに云いつくせぬ味があると思う。
きょう三越からハガキで、この間注文しておいた『私はヒトラーを知った』I knew Hitler が来た知らせをよこしました。あしたあたり届けて来る。そしたらお送りいたします。
書きぬき出来ましたが、スペインは少いこと。支那関係が四十六位のうちあの便覧に出ている著者は十人位。なかでは『支那革命の精神』の著者がよさそうです。(パイパア)ホルクームと読むのだそうです。
明日から二十七日一杯防空演習です。空からいろんなものが降るのですって。きょうは、丁度家にいたので四時に計ったら六度三分です。却って低い位。栄さん、来月の二日ごろ又お目にかかりに行きますって。今もう九時すぎ。これから風呂に入り、床に入ります。では又。風邪をお引きにならないように。
十一月二十八日夕 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕
十一月二十八日 第七十五信
二十五日づけのお手紙をありがとう。
先ず早寝のこと。それでも八点下すってありがとう。九時に切りあげることは着手しはじめました。おそくなるのではなくて、するのだということ、これは本当だし、笑ってしまった。