Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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とらのきば

虎の牙/透明怪人

江戸川 乱歩

Leggi 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 193.761 caratteri · 388 schermate

Aozora Bunko

そのころから、ぼくと顔かたちがソックリの人を、さがしだして、ひみつの場所に、すまわせてあったのです。こんども、そのおなじ人を、つかいました。

まえの事件のときには、文代のかえだまは、まだ、なかったのですが、そののち、たえず気をつけていて、とうとう、文代とソックリの人を見つけました。この女も、やはり、ひみつの場所に、やしなってあったのです。

ぼくの探偵事務所の、いちばんおくの部屋に、ひみつの通路があります。かべのいちぶぶんが、電気じかけのガンドウがえしになっているのです。ぼくと文代は、怪老人のおどかしの電話をきいたあとで、そのひみつの通路から、ぬけだし、ふたりのかえだまと、いれかわってしまいました。

ですから、自動車でさらわれた明智は、そのかえだまのほうだったのです。また、ゆうべ黒川と、にせの中村係長に、つれだされた文代も、かえだまのほうでした。小林君にたすけられて、いまここにいる文代は、ほんとうの文代ではありません。ぼくの妻の文代は、だれも知らない、安全な場所にかくれているのです。」

明智の話は、聞けばきくほど、いがいなことばかりで、部屋にいる人々は、息をつくひまもありません。