Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Leggi 古事記物語 (こじきものがたり) di 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 96.723 caratteri · 191 schermate
四
天皇は百済の王に向かって、おまえのところに賢い人があるならばよこすようにとおおせになりました。王はそれでさっそく和邇吉師という学者をよこしてまいりました。
そのとき和邇は、十巻の論語という本と、千字文という一巻の本とを持って来て献上しました。また、いろいろの職工や、かじ屋の卓素という者や、機織の西素という者や、そのほか、酒を造ることのじょうずな仁番という者もいっしょに渡って来ました。
天皇はその仁番、またの名、須須許理のこしらえたお酒をめしあがりました。そして、
「ああ酔った、須須許理がかもした酒に心持よく酔った。おもしろく酔った」
という意味の歌をお歌いになりながら、お宮の外へおでましになって、河内の方へ行く道のまん中にあった大きな石を、おつえをあげてお打ちになりますと、その石がびっくりして飛びのきました。
四
天皇は後にとうとうおん年百三十でおかくれになりました。
それで大雀命は、かねておおせつかっていらっしゃるとおり、若郎子をお位におつけしようとなさいました。
ところがお兄上の大山守命は、天皇のおおせ残しにそむいて、若郎子を殺して自分で天下を取ろうとおかかりになり、ひそかに兵をお集めになりだしました。