Classici giapponesi con furigana
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Leggi 古事記物語 (こじきものがたり) di 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 96.723 caratteri · 191 schermate
しまいにはかまどのそばで火をたいていたきょうだい二人の火たきの子供にも舞えと言いました。
すると弟のほうの子は、兄の子に向かって、おまえさきにお舞いと言いました。兄は弟に向かって、おまえから舞えと言いました。みんなは、そんないやしい小やっこどもが、人なみに、もっともらしくゆずり合うのをおもしろがって、やんやと笑いました。
そのうちに、とうとう兄のほうがさきに舞いました。弟はそのあとに舞い出そうとするときに、まず大声でつぎのような歌を歌って自分たちきょうだいの身の上をうちあけました。
「男らしい大きな男が、太刀のつかに赤い飾りをつけ、太刀のおには赤いきれをつけて、いかにも人目を引く姿をしていても、深くおい茂ったたけやぶの後ろにはいれば、隠れて目にも見えない」と、こう歌いだして、たけやぶという言葉を引き出した後、
「そんなたけやぶの大きなたけを割って、それを並べてこしらえた、八絃琴は、それはそれは調子がよく整って申し分がない。今から五代前の履仲天皇は、ちょうどその琴のしらべと同じように、どこまでもりっぱに天下をお治めになったお方である。その皇子に忍歯王とおっしゃる方がいらしった。