Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate

Aozora Bunko

」

明智が、みょうなことをいいました。

「エッ、中からだって? それは、どういういみだ。」

「この石膏像の中に、四十面相がかくれていたのさ。」

「エッ、あいつが? かくれていた? おい、明智君、きみはそれを知っていたのか? 知っていながら、どうしていままで……。」

「いや、いや、知っていたわけじゃないよ。いまここへきて、やっと気がついたのだ。このわれかたでわかったのだ。ぼくも、うかつだった。あいつのやりそうな手だからね。それを考えなかったのはぼくの手おちだった。」

明智は、残念そうにいいました。

そのとき、中村警部は、またしても、「アッ。」という叫び声をたてたのです。

「アッ、ぬすまれたッ。見たまえ、レンブラントのがくぶちがおろしてある。中はからっぽだッ。」

「うん、ぼくの思ったとおりだ。あいつは、やっぱり、ぬすんでいった。しかしね、中村君、これは心配しないでもいい。ぼくが、きっと、取りかえしてみせるよ。」

明智は、自信ありげに、きっぱりと、いいきるのでした。

「それじゃあ、あいつは、レンブラントのカンバスだけを取りはずして、それを持って屋根の上へ逃げたというのだね。