Classici giapponesi con furigana
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Leggi 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 257.350 caratteri · 507 schermate
八犬伝の版本でその第六輯ではなかったかと思う。舟蟲という女の出て来る所からはじまって、十冊か八冊あった。それを何遍読んだかわからない。
もう一つ『蒙求』の和解というのがあった。シナの本を日本文に直し、仮名をふった、子供のためのもので、これを読むと蒙求の大意がよく解った。
この四つは確かに子供用としておいてあったが、これ以外はどうも記憶にない。父がどうして買って来たのか『康煕字典』をはじめて買ったので、私もああこんな本があるのかと感心した。母の話に、「お父さんはお前のようじゃなくて、もっと勉強家だった」と、物差しで本の厚さを計って、五分読んだとか七分読んだとかいったものだということを、聞かされたのを憶えている。
それほどなのに、本格的な本はほとんど残っていなかった。理由を母にきいてみたところ、義理の悪いことをした本屋があって、父に迷惑をかけたためだという説明であった。
はっきり判らないが、私の家で『播陽風雅』という青年雑誌のようなものを二、三冊見たことがある。青年達が詩だの文だのを漢文で書いたものを、父が世話をして一冊に纏めて、どこかの本屋とくんで出版してやったものらしい。