Classici giapponesi con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
「あいや、似而非武士とは、ご過言でしょう。また、軍を紊せりとは、何をもって」
「だまれっ。呼び出せば、こうして、歩いてもこられる体ではないか。それが仮病の証拠でなくてなんだ。また、かかる軍廷において、親の母のと、すぐ泣き落しの口実を構えおるが、そもそも、汝の父親が、前身何者かぐらいなこと、百も承知せぬ高※(「にんべん+求」、第4水準2-1-50)ではないのだぞ」
「似而非武士とは、それ故のご放言ですか」
「おおさ。汝の父王昇は、後には、棒術をもって、禁門兵の師範へお取り立てにあずかったが、それ以前は、都の路傍に立って、棒振り技を見物に見せながら薬を売っていた者ではないか。その頃の汝は、薬売りの父のそばで、貧しい銭をかぞえていた小せがれだったわ。……こらっ、王進っ、面を上げろ。いつのまにか、旧きを忘れて、近頃、思い上がっておったな」
「…………」
「はははは。二言とないざまは笑止千万だ。やよ、幕僚たち、諸人の見せしめに、こやつをすぐしばり首にしてしまえ」
猛る高※(「にんべん+求」、第4水準2-1-50)の前に、人々は王進をかばって、こもごもに、なだめたり、詫びたりした。