Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
「天に口なし人をもって言わしむ、とか。その童歌も、北斗の妖しき光芒も、偶然ではございませんぞ」
「なにか、証があるか」
「この一紙をごらんください。てまえが昨日、潯陽楼の壁書きから写しとってまいった詩でございますが」
「うウむ……。みずから江州の流人といってあるようだな。囚人の詩か」
「いえいえ、そこはともかく、詩句すべてに流れている不逞な反逆の血と、その恨みかたの凄まじさをご覧ください」
「いかさま、これは革命者の心胆の迸しりだ。世を呪うやつの声だ。城県の人、宋江とは一体だれだろう」
「ですからご管下の牢営にいる済州の流人でしょう。すぐ牢営の蔵帳官に、簿を検せよと、お命じなされませ」
蔡九は、役人をよんで、すぐ簿を調べて来いといいつけ、その間にまた言った。
「都で流行っている妙な童謡の意味は何と解いたらいいのだろう。こいつは何とも分らんな」
「いえいえ、それもよく符合します。……山はひがしよ、とあるのは山東のこと。家木はみだすよ、とは『宋』の文字を、分解したものでございましょう」
「では、水と工というのは」
「江の文字になります」
「なるほど。して三十と六つというその数字は」