Classici giapponesi con furigana
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とらのきば
虎の牙/透明怪人
江戸川 乱歩
Leggi 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 193.761 caratteri · 388 schermate
怪人のすみか
」
「うまい。小林君、それはきみたちの団員のひとりにちがいないぜ。だが、ひとりっきりでは、心ぼそいな。とっさに、れんらくをするひまがなかったので、ともかく、尾行したんだろうが、その子の身のうえがしんぱいだ。小林君、それはだれだろう。いそいで、しらべてごらん。」
黒川記者は、しんぱいでたまらないというように、イスから立ちあがりました。
怪人のすみか
透明怪人を、たったひとりで、尾行した子どもというのは、少年探偵団の副団長で、小林団長のかた腕と言われる、大友少年でした。大友久という、中学二年生なのです。
大友君は、いけがきのそとで、ルンペン青年が指さす、怪人物のすがたを見ると、とっさに、あれこそ透明怪人にちがいないと思いました。うしろすがたが、みんなに聞いていた怪人の服装と、まったく同じだったからです。
こちらは、からだの小さい少年です。それに、さびしい屋敷町で電灯もごくすくないので、尾行は、わりにらくでした。島田邸から百メートルほど行った、くらい町かどに、一台の自動車が、ヘッド・ライトを消して、とまっていました。
あやしい洋服紳士は、その自動車に近づくと、コツ、コツ、コツコツコツと、みょうなちょうしで、自動車のそとがわをたたいて、あいずをしたうえ、ドアをひらいて、うしろの席にこしかけ、運転手になにかボソボソささやい