Classici giapponesi con furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(三)酒屋火事
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控(三)酒屋火事 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 146.725 caratteri · 298 schermate
銘を摺り上げてあるが、相州物の相当の品だろうと思う」、
「寅蔵とやらも、こんな短刀を持っていましたか」
「そんな気がする。が、判然はしない」
「ところで、この封印は、丹之丞様のに間違いはないでしょうな」
「それは間違いはない、御主人は、その印形を駿府へ持って行かれた」
「この手文庫をお受取りになる前か、少し後で、何か変ったことはありませんでしたか」
平次は変なことを訊ねました。
「御主人が封印を遊ばして、いざ私の封印という時、仲間部屋で大喧嘩が始まった、――賭事の争いらしかったが、私が行って止めると、顔を見ただけでピタリと納まった」
「その時、手文庫に手を触れた者はございませんか」
と平次。
「いや、ない、ありようはずはない。手文庫は御主人の前に置いてあったし、私が喧嘩を納めて帰って来るまではほんの煙草三服の間もなかった」
「もう一つ伺いますが、お勝さんとやらと、正三郎という方の荷物はお調べになりましたか」
「雇人どもの荷物を調べた時、両人とも進んで自分の荷物を調べさした」
「お勝さんというのは、二十二三の凄いほど綺麗な方でございましょう。左の下唇の側に、愛嬌ぼくろのある」