Classici giapponesi con furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(三)酒屋火事
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控(三)酒屋火事 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 146.725 caratteri · 298 schermate
六
お先棒の三次に至っては、まるで虫ケラのように扱われました。たった一度、金釘流で六尺あまりの付け文を書いたのをお勇が親の四郎兵衛に見せると、四郎兵衛はカンカンに怒って、家主に披露し、家主のところに集まった町内の若い者が、面白半分にそれを、昌平橋の袂へ高札のように貼って押し立てて、聖堂に通う学者の玉子に読ませて、江戸一円の笑い草にしたことさえありました。
遠藤左馬太はお勇の冷たい態度にも懲りず、二三日前思い切って仲人を立てましたが、これはけんもほろろの挨拶で追い返され、「腹を切りかけたそうだ」という噂まで立ったほどです。
茂吉はただもう身を焦がすだけ。
「親分、臭いのはこの三人ですよ。昨夜一と晩の動きを探って来ましょうか」
ガラッ八はとにもかくにも報告を了ります。
「そうしてくれ、俺はその女敵討の浪人の方を少し当ってみる」
平次とガラッ八は、もう一度手別けをしました。
六
平次は、ガラッ八に教わった筋を辿って、居酒屋から居酒屋へと歩くうち、浜町のとある飲屋で、とうとう小峰助右衛門の消息を掴みました。
「その方ならツイ今しがた、三輪の万七親分に縛られて行きましたよ」