Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(九)不死の霊薬

野村 胡堂

Leggi 銭形平次捕物控(九)不死の霊薬 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 144.106 caratteri · 292 schermate

Aozora Bunko

六

丑松を締め上げるなり、賭場を洗ってみるなり、行ったという木更津を調べりゃ解ることだ。あの野郎は浅草切っての悪党だが、押かけ女房のお徳がその上を越す悪党で、丑松も女房の悪党振りが気味が悪くなったんだよ。それに、間がな隙がな、綺麗なお秋を付け廻して、口説き落そうとしていたんだ。第一お秋の稼ぎというものは容易じゃねえ。柳原土手と両国の橋の上で、この二三年の間に三百両――いや四百両か五百両も稼いでいる」

清吉の言葉には真実性があります。

「八、行ってみようか」

「二人突き合せて叩かせると、お互に埃の出ようが違やしませんか」

「その事だ」

平次はガラッ八に清吉を預けて、鳥越の長屋へ飛んで帰りました。お徳の死体は一応家の中へ入れて、丑松はその前で茶碗酒を呷っています。

六

清吉の家の中から、三両、五両と順々に小判小粒が発見されました。壁の破れ目、畳の中、土竈の下と、およそ人の気の付かないところから、二日の間に捜し出したのは、〆て十八両、あとの二百八十二両はどこへ隠したか解らず、清吉もまた、頑としてお徳殺しを白状しません。

「金はあの朝、死骸を見付けた時、側に落ち散っていたんだ。