Classici giapponesi con furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九)不死の霊薬
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控(九)不死の霊薬 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 144.106 caratteri · 292 schermate
しかし痣はなくとも恐ろしい醜婦で、三十過ぎるまで男というものに眼を掛けられたこともなく、もとより縁談を持込む物好きもなかったので、自棄と呪いとが嵩じて、世上の美しい花嫁を皆んな手当り次第に祝言の席から攫って幸福の絶頂から不幸のドン底に落してやろうと、思い立ったのでした。
それを助けたのは、悉くお鶴の相棒や子分で、美しい盛りの七人の女を、船で島原か長崎へ持って行って、いい値に売り飛ばそうとする矢先を、危うく銭形の平次に捕まってしまったのです。大川へ緋縮緬の片袖や、鬱金の扱帯を流したのは、お静の智恵だったことは言うまでもありません。
ガラッ八を叱り飛ばして、利助のところへやった平次の真意は、言うまでもなく、この先輩と和解するためで、平次の蟠りのない態度に、今度こそは利助もすっかり兜を脱いでしまいました。