Classici giapponesi con furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Leggi 食道楽 (くいどうらく) di 村井 弦斎 (むらいげんさい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.435 caratteri · 329 schermate
力を入れて混ぜると饂飩粉からネバリが出てカステラが堅く出来ますし、折角立てた泡が消えて行きますからただモー粉が行渡ったと思えばそれでいいのです。そうしたらまた少しずつ混ぜて三度か四度に混ぜてしまって粉が混ったらモー決して攪き廻してはいけません。攪き廻すほどネバリが出てカステラが固くなります。そこで原料の方は出来ました。今度は玉子焼鍋の底へ半紙を敷いて胡麻の油で濡しますがあんまり多過ぎるとカステラが臭くなりますからホンの紙へ浸みるばかりでいいのです。そうして今の鉢の物を玉子焼鍋へ注ぐと玉子三つの原料が膨れていて殆ど鍋の七、八分目位までになります。それから蓋をして火にかけますけれどもその火加減がむずかしいので下の火は極く弱くって上の火が少し強くなければなりません。全体なら双方とも炭団を使うとよく出来ます。炭団でなければ起った炭火へ灰をかけてちょいと手を翳せるほどにして火鉢なら鉄架の上へ玉子焼鍋を置いて炭団を蓋の上の四隅へ四つに割った一片ずつ載せておきます。炭火なら中央へ灰を盛って四隅へ火を置きます。決して中央へ火を置いてはなりません。そうして厚さ次第で二十分間から二十五分間位そのまま置くと好い匂いがして来ます。