Classici giapponesi con furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Leggi 食道楽 (くいどうらく) di 村井 弦斎 (むらいげんさい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.435 caratteri · 329 schermate
第二百十二 魚のグレー
こうすれば途中で幾度出して使っても来年の夏までは大丈夫持ちます。それを冬でも寒中でも好きな時に出して二日ばかり水へ漬けて塩出しをしてそれから何のお料理にでも使います。春に冬瓜のお料理なんぞは風変りで面白うございましょう。冬瓜はあんまり味のないものですから一度湯煮てそれからスープで煮込んで鳥のソボロでもかけると美味しくなります。冬瓜の湯煮たのを胡麻酢で和えてもようございますし、葛をかけて葛掛けにしても食べられます」
第二百十二 魚のグレー
玉江嬢「これからお魚が色々出ますが手軽なお魚のお料理はありますまいか」お登和嬢「そうですね、お魚のグレーと申して鯛とか鱸とか鯖とか鰡とか鰈とか比良目とか川魚ならば鯉とか鱒とかとか鮭とかいうようなもので肉に膠分の多い種類を択びまして海魚ならば背から開いて骨を抜いて塩胡椒を振りかけて一時間位サラダ油に漬けておきます。用ゆる時は鉄網の上へ魚を載せて今のサラダ油とバターとを更る更る匙で滴しながら火の徹るように焼きます。もしや魚の脂が火へ落ちて燃え上ったらば塩を少し火の中へ入れると燃えが熄みます。バターを鍋へ入れて少し色のつく位煮てその魚へかけて胡瓜もみか湯煮たじゃが芋なんぞを附合せにして出すとなかなか結構ですよ」