Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
おうごんかめん
黄金仮面
江戸川 乱歩
Leggi 黄金仮面 (おうごんかめん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 143.357 caratteri · 287 schermate
そして、アッと思う間に、一飛びで、明智と波越警部のまわりを取り囲んでしまった。四つの白く光るものが、夫々黄金マントの合せ目から、ヒョイと覗いた。ピストルだ。
「ハハハ……、とうとう罠にかかったな、明智小五郎」
一人の黄金仮面が低い声で言った。ルパンの部下の日本人だ。
「連れは誰れだね。恐らくは波越捜査係長だと思うが。アア、やっぱりそうだ。こりゃ迚も大猟だぞ」
三日月型の唇が嬉し相に言った。あとの三人の金色の顔から、ペロペロペロと低い喜びの声が漏れた。
「明智君、僕等がこんなに早くお迎いに来たのを、不思議がっている様だね。流石の名探偵も少し焼が廻ったぜ。君は僕らが物見台を持っていないと思っているのかい。君はまさか大仏様の額にはめてある厚板ガラスの白毫を見落した訳ではあるまい。僕等はあのガラスのうしろをくり抜いて、物見の窓にしているのさ。昨日から君がこの辺をうろついているのを、すっかり見ていたのだよ」
黄金仮面は憎々しく種明しをした。
明智は一言もなかった。大仏様の白毫が物見の窓になっていようとは、不覚にもまるで気づかなかった。あの高い所から覗いていたとすれば、仮令夜とは云え、星明りに、明智達の蠢く影を見て取るのは、不可能なことではない。