Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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こじきものがたり

古事記物語

鈴木 三重吉

Leggi 古事記物語 (こじきものがたり) di 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 96.723 caratteri · 191 schermate

Aozora Bunko

もうそれきりでございます」とお答えになりました。

そうしているところへ、ちょうどこの建御名方神が、千人もかからねば動かせないような大きな大きな大岩を両手でさしあげて出て来まして、

「やい、おれの国へ来て、そんなひそひそ話をしているのはだれだ。さあ来い、力くらべをしよう。まずおれがおまえの手をつかんでみよう」と言いながら、大岩を投げだしてそばへ来て、いきなり建御雷神の手をひっつかみますと、御雷神の手は、たちまち氷の柱になってしまいました。御名方神がおやとおどろいているまに、その手はまたひょいと剣の刃になってしまいました。

御名方神はすっかりこわくなっておずおずとしりごみをしかけますと、御雷神は、

「さあ、こんどはおれの番だ」と言いながら、御名方神の手くびをぐいとひっつかむが早いか、まるではえたてのあしをでも扱うように、たちまち一握りに握りつぶして、ちぎれ取れた手先を、ぽうんと向こうへ投げつけました。

御名方神は、まっさおになって、いっしょうけんめいに逃げだしました。御雷神は、

「こら待て」と言いながら、どこまでもどんどんどんどん追っかけて行きました。そしてとうとう信濃の諏訪湖のそばで追いつめて、いきなり、一ひねりにひねり殺そうとしますと、建御名方神はぶるぶるふるえながら、