Classici giapponesi con furigana
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Leggi 古事記物語 (こじきものがたり) di 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 96.723 caratteri · 191 schermate
そのうちに同じ日向の笠沙の岬へお着きになりました。
邇邇芸命は、
「ここは朝日もま向きに射し、夕日もよく照って、じつにすがすがしいよいところだ」とおっしゃって、すっかりお気にめしました。それでとうとう最後にそこへお住まいになることにおきめになりました。そしてさっそく、地面のしっかりしたところへ、大きな広い御殿をおたてになりました。
命は、それから例の宇受女命をお召しになって、
「そちは、われわれの道案内をしてくれた、あの猿田彦神とは、さいしょからの知り合いである。それでそちがつき添って、あの神が帰るところまで送って行っておくれ。それから、あの神のてがらを記念してやる印に、猿田彦という名まえをおまえが継いで、あの神と二人のつもりで私に仕えよ」とおっしゃいました。宇受女命はかしこまって、猿田彦神を送ってまいりました。
猿田彦神は、その後、伊勢の阿坂というところに住んでいましたが、あるときりょうに出て、ひらふがいという大きな貝に手をはさまれ、とうとうそれなり海の中へ引き入れられて、おぼれ死にに死んでしまいました。
宇受女命はその神を送り届けて帰って来ますと、笠沙の海ばたへ、大小さまざまの魚をすっかり追い集めて、