Classici giapponesi con furigana
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Leggi 古事記物語 (こじきものがたり) di 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 96.723 caratteri · 191 schermate
おまえたちはご奉公申しあげるか」とお聞かせになりました。
すると、兄の兄宇迦斯はいきなりかぶら矢を射かけて、お使いのからすを追いかえしてしまいました。兄宇迦斯は命がおいでになるのを待ち受けて討ってかかろうと思いまして、急いで兵たいを集めにかかりましたが、とうとう人数がそろわなかったものですから、いっそのこと、命をだまし討ちにしようと思いまして、うわべではご奉公申しあげますと言いこしらえて、命をお迎え申すために、大きな御殿をたてました。そして、その中に、つり天じょうをしかけて、待ち受けておりました。
すると弟の弟宇迦斯が、こっそりと命のところへ出て来まして、命を伏し拝みながら、
「私の兄の兄宇迦斯は、あなたさまを攻め亡ぼそうとたくらみまして、兵を集めにかかりましたが、思うように集まらないものですから、とうとう御殿の中につり天じょうをこしらえて待ち受けております。それで急いでおしらせ申しにあがりました」と申しました。そこで道臣命と大久米命の二人の大将が、兄宇迦斯を呼びよせて、
「こりゃ兄宇迦斯、おのれの作った御殿にはおのれがまずはいって、こちらの命をおもてなしする、そのもてなしのしかたを見せろ」