Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
Leggi 大菩薩峠1 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 200.314 caratteri · 398 schermate
「その一発はいま撃ってしまいました、あとの五発、続けざまに撃てるようになっている」
「はあ」
内山は、それを調べて二三度、構えてみましたが、
「しからば――」
と言って立つと、
「あの、まだ奥に文四郎流の火縄があります、高江殿にはあれを持っておいでなさるように」
「心得ました」
なんにしても大業なこと、わずか二三の人を送るに駿馬に乗り、飛び道具を用意するとは。
かの足の早い旅人は、西峠を越えて来る机竜之助の馬を避けて通す途端に馬上の人を見上げたのであります。
竜之助も、ふいと笠越しに見下ろすと、
「や!」
旅の人は、覚えず足を踏みしめたようでしたが、竜之助は別になんとも思わず、そのまま馬を進めようとすると、
「モシ、お武家様」
旅の人は、引き戻すように手をあげて呼び止めます。
「何御用か」
「あなた様は、もしや――武州沢井の若先生ではござりませぬか」
「ナニ、沢井の――」
竜之助はこの時、馬をとどめさせて、この旅の人を見据えて見ると、年の頃は五十に近かろう、百姓体の男で、どうも見たような男ではあるが、急には思い出せない。
右の男は、被っていた笠の紐を解きかけながら、