Classici giapponesi con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
――が、有態に申します。自分は真定州の生れで、苗字は孟、名は康、あわせて孟康といい、本職は船大工で、それも大江を上下するような大船造りが得意です。……ところが、朝廷の官船奉行と気が合わず、大喧嘩の果て、緑林なかまへ落ちころび、生れつき、こう肌の白いところから、玉幡竿の孟康なんて、人から呼ばれておりますんで」
「いや、ごていねいに」
戴宗は、礼を返して、さてもう一人の頭目へ向い直った。その人たるや、一見、どこか傑出している。年配もまた、三人のうちではいちばんな年かさだった。
裴宣。またの名は、鉄面孔目。
孔目とは、裁判所づきの与力の職名である。もと京兆府の司法部に勤めていたが、公事訴訟には、いつも人民の声を正しくきいて、少しも、よこしまないところから、逆に上司の奉行や腐敗役人からツマはじきされ、いささかな落度を大きく罪せられ、顔に金印(いれずみ)を打たれて沙門島へ流された。――いや流される途中を、ここにいた飛、孟康などの輩が、義心のもとに、護送役人を斬って助け出し、わが山寨へかつぎ上げてしまったのだった。
「はははは。どうもあまり自慢にもなりませんな」