Classici giapponesi con furigana
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しぶえちゅうさい
渋江抽斎
Leggi 渋江抽斎 (しぶえちゅうさい) di Mori Ōgai (森 鴎外) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 166.525 caratteri · 334 schermate
その七十九
全くわたくしの粗忽で」といって、杉浦はまた※(「桑+頁」、第3水準1-94-2)の汗を拭った。
その七十九
五百は杉浦喜左衛門の話を聞いて色を変じた。そして貞固に「どうなさいますか」と問うた。
杉浦は傍からいった。「御破談になさるより外ございますまい。わたくしがあの日に、あなたがお照様でございますねと、一言念を押して置けば宜しかったのでございます。全くわたくしの粗忽で」という、目には涙を浮べていた。
貞固は叉いていた手をほどいていった。「お姉えさん御心配をなさいますな。杉浦も悔まぬが好い。わたしはこの婚礼をすることに決心しました。お坊主を恐れるのではないが、喧嘩を始めるのは面白くない。それにわたしはもう五十を越している。器量好みをする年でもない」といった。
貞固は遂に照と杯をした。照は天保六年生で、嫁した時三十二歳になっていた。醜いので縁遠かったのであろう。貞固は妻の里方と交るに、多く形式の外に出でなかったが、照と結婚した後間もなくその弟玄琢を愛するようになった。大須玄琢は学才があるのに、父兄はこれに助力せぬので、貞固は書籍を買って与えた。中には八尾板の『史記』