Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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とらのきば

虎の牙/透明怪人

江戸川 乱歩

Leggi 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 193.761 caratteri · 388 schermate

Aozora Bunko

そのうえ、少年たちには、ごちそうをたべさせた。天野少年には王子のようなりっぱな服装をさせた。ほかの少年たちにも、同じような服を着せるつもりだった。

いったい、おれはどんな悪いことをしたのだろう。物をぬすんだわけでもない。少年たちをかどわかして、身のしろ金をゆすったわけでもない。ただ、ここへつれて来て、たいせつなお客さまのように、あしらったばかりだ。明智君だって同じだ。もし、きみに、うらをかかれなかったとしても、けっしてきみを傷つけたり、ごうもんしたりするつもりはなかった。では、おれは何をしようとしたんだ。明智君、わかるかね。この意味がわかるかね。」

魔法博士のほそい目が、じっと明智の顔を見つめました。

「その答えは、たった一つしかない。」

そう言ったかと思うと、明智も立ちあがっていました。巨人と怪人は、デスクをへだてて、決闘者のように、にらみあっているのです。ふたりの顔からは、笑いのかげがすっかり消えてしまいました。

「ウン、その答えは一つしかない。で、きみの答えは?」

「きみは、ぼくと小林と少年探偵団の三人の少年を、とりこにして、二度とこの建物から出られないようにするつもりだった。