Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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とらのきば

虎の牙/透明怪人

江戸川 乱歩

Leggi 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 193.761 caratteri · 388 schermate

Aozora Bunko

小林団長というのは、名探偵明智小五郎の、有名な少年助手なのです。この小林少年を団長とする、少年探偵団のことは、『少年探偵団』や『妖怪博士』の本をお読みになった読者諸君は、よくごぞんじのはずです。

小林団長はそれを聞くと、島田君や木下君にあって、うちあわせたうえ、島田君のおうちの近くに住んでいる団員五人をえらび、小林少年がその五人をひきつれて、透明怪人の見はり役をつとめることにしました。

見はりといっても、あいては目に見えない怪物ですから、ただ見ていただけでは、なんにもなりません。そこで、小林団長は、ひとつの妙案をかんがえつきました。それは、自分も、五人の団員も、てんでに懐中電灯を持ち、日がくれたら、ふたりずつ三組にわかれて、島田君のおうちのまわりや、庭の中を、懐中電灯で照らしながら、あるきまわるということでした。

なぜそんなことをするのでしょう。透明怪人は、目には見えないけれど、影はあるからです。懐中電灯を、あちこちとふり照らしているうちに、その光の中に、みょうな影が、あらわれたら、そこに怪人がいるしょうこです。その影で、けんとうをつけておいて、いきなり飛びかかっていこうというわけです。