Classici giapponesi con furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(三)酒屋火事
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控(三)酒屋火事 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 146.725 caratteri · 298 schermate
「なるほどね」
「三次は恐ろしい人間だが、付け文を晒し物にされて、死ぬほど口惜しかったに相違ない。梶四郎兵衛を殺そうとして折を狙い、同じ怨みを抱いている茂吉を誘った」
「…………」
「茂吉は気の弱い男だが、物持ちの一人っ子らしい我儘者で、ツイ三次に乗せられて、大それた事をたくらみ、親娘二人を殺したが、あとで、居ても立ってもいられないほど後悔したに違いない」
平次の推理は、一つのストーリーを、手際よく組立てて行きます。
「…………」
八五郎は口を開いて、時々は歩くのを忘れてそれを聴いております。
「茂吉の様子はだんだん変になる。あんなに気が弱くちゃ、いつ自首して出るかも判らないので、三次は大金を強請り奪った上、その口を封ぐ気になったのだろう――」
「…………」
「茂吉が殺されたと聴いて、俺には何もかも判った」
二人の現場不在証明は関連したもので、一方が死ねば、そのアリバイは成立しなくなることまで三次も気が付かなかったのでしょう。
「橋から死骸をブラ下げたのは、親分」
「あの手品は一番判らなかった。橋の上には血の痕も無いし、橋番所では死骸を通した覚えはないと言う――」