Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(九)不死の霊薬
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控(九)不死の霊薬 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 144.106 caratteri · 292 schermate
でなきゃ――」
「サア解らねえ」
八五郎のガラッ八もがっちりと手を拱きます。
「佐々波金十郎と光川左門太の筆蹟を見たいが、何とかして手に入れてくれ」
「心得た」
八五郎は飛出しましたが、一刻と経たないうちに戻って来ました。
「手に入ったか、八」
「光川左門太は手習師匠だから、書いたものがうんとある。が佐々波金十郎のは弱りましたぜ、仕方がないから、お礼さんを拝み倒して、少し甘口な手紙を借りて来ましたよ」
ガラッ八は二三本の手紙を纏めて差出しました。
「なるほど、光川左門太も佐々波金十郎も、お礼さんを追い廻しているんだね。どれどれ佐々波金十郎という人は、男は好いが字は下手だ。覚えておくがいいよ、八、女の子へ手紙でも出そうという心掛けなら少しは字でも習っておくものだ。おや、おや?――」
無駄を言いながら、平次の眼は光川左門太の手紙の上に釘付けになったのです。
「そいつは敵討の呼出し状と同じ筆蹟じゃありませんか」
と八五郎。
「その通りだ。敵討は光川左門太だったんだ。来い、八、あれが成滝勇之進なら、大変なことになるぞッ」
「おッ」
二人は宙を飛びました。不思議な敵討事件が、こうして一気に解決へと行くでしょうか?