Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Leggi 食道楽 (くいどうらく) di 村井 弦斎 (むらいげんさい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.435 caratteri · 329 schermate

Aozora Bunko

それへ指をかけてグイと引抜くと腿の肉の中から長い筋が楽に抜けて来る。そうしてから料理すると何処の肉でも柔くって美味いものだ。注意すると誰にでも出来るから一つ遣ってみ給え」大原「ウム遣ってみよう、鶏一羽は捨てる処がないというけれども何処でも食べられるものかね」中川「ウム鶏冠は上等の料理になり、心臓も肝臓も後胃もそれぞれ料理法がある。足は黄い皮から爪の先までが脳病の薬になるといって特別のスープに取るし、足の先の掌の肉は支那料理で珍重する上等の御馳走だ。五羽の掌で一人前になるから沢山ないと用いられんが何一つ捨てる処はない。頸は筋だけ抜いて頸の料理が出来るし、喉を斫って出した血も酒の中へ滴らして掻き混ぜておくと凝結らないから色々の料理に使う。板の上へ血を滴らすと直ぐ凝結って役に立たんよ。何んでも料理法を研究すればそれぞれ利用法があるから非常の経済になる。食品を不経済に使うのは料理法を知らない人に限るね」ととかく我が田へ水を引く。あまり談話の長きにお登和嬢気が気でなし「兄さん、早く召し上りませんとゼリーが融け出しますよ」中川「オヤ何時の間にかお皿が換っているね、大原君、これはフワーグラーエンビルビューといって雁の肝の料理だよ。