일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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けんのよんくんし

剣の四君子・日本名婦伝

吉川 英治

吉川 英治의 剣の四君子・日本名婦伝(けんのよんくんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 150,635자 · 306화면

아오조라 문고

求道の門

一

自己の一体に溶けて一つの力となって生命の泉を滾々と音立てて湧かして来ない。――むしろその技すら徒に伸びなくなるばかりだった。

「…………」

黙々と、村を通ると、村の人々は争って、路傍に屈んだ。野を通れば、野の百姓たちは、土に坐って、彼の姿に礼をした。

「みな父の遺徳、祖先の恩沢だ。……わしはまだわしとして、真に、領民から土下座をうけるほどな何事も為していない」

彼はむしろ恥かしかった。

しかも彼のすがたは、よほど年老った百姓でなければ、

「御領主様……」

とは囁かなかった。実に、質素な身なりであった。木綿と藁草履と、一がいの笠しか飾っていない。

やがて、宝蔵院の寺内へかかった。

ここの寺も、住持が変り者なので、ひどく虚飾がない。がらんとして巨大な空洞のようである。

青銅の訪鉦が下がっている。備えつけの撞木でたたく。

「おうっ」

と、井戸の底から答えるように、黒衣の坊主がのしのしと出てくる。この僧も、柳生の城主の顔を知らない。

突っ立ったまま、見下ろして訊ねた。

「誰だ。武者修行か。……近国の郷士か」

求道の門

一

「――いや、遊歴の者ではない。自分は柳生宗厳でござる。