후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
加藤 文太郎의 単独行(たんどくこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,799자 · 222화면
下りはちょっとではあったが、なかなか愉快な滑降ができた。薬師や黒岳―赤牛の尾根等がアーベント・グリューエンに燃えているのを眺めながら上ノ岳の小屋へ帰って行った。小屋に着いた頃は、日は白山別山のところへ沈んで、月が薬師の北尾根の上に出ていた。
四日は強い風の音がするので、また荒れているのかと思って出てみると、青空ではないがよく山が見えた。東の空は朝焼けがしているので悪くなるなと思ったが、荒れたら黒部五郎の小屋へ避難することにして出発した。上ノ岳の三角標石は完全に露出していた。ズーと尾根通りスキーで行く。黒部側は中腹に広々とした平がつづいているので、風の特に強いときはその辺を巻いて行ったら楽に違いないと思った。黒部五郎岳の二つ手前に、小さい岩場があったので、そこでスキーを脱ぐ。アイゼンで歩いてもさほど困難ではなかったから、そのまま黒部五郎岳まで進んで行った。黒部五郎岳は登りも降りも平凡な尾根で雪庇もなかった。二五八〇メートル附近からスキーを履き、左側の谷へ降る。上の方は面白く辷ったが、思ったほど長い滑降はできなかった。黒部五郎の小屋は気持よく出ていた。