후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
加藤 文太郎의 単独行(たんどくこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,799자 · 222화면
冬/春/単独行
八ヶ岳
そのときの彼の心の中はどんなだったでしょう。――
彼こそ――一人で山登りはしますが――ほんとうは可哀想なほど――気の弱い男だったのです。
(一九二九.一一)
冬/春/単独行
八ヶ岳
昭和三年十二月三十一日 快晴 茅野六・三〇 上槻ノ木一〇・〇〇 一二・三〇スキーを履く 夏沢温泉四・〇〇
汽車が塩尻に着いた頃は空がどんより曇っているので心配したが、明るくなるにつれていい天気となり諏訪の高原はとても寒い風が吹いていた。茅野の駅に下りて、まだ夜の明けたのを知らない静かな街道を一人トボトボ歩いていると、初めての冬山入りの淋しさがしみじみ身にしむ。駅から泉野村小屋場まで定期に自動車が通っている。スキーをかついで新田のあたりを登っていると、それらしい自動車が下りてきた。小泉山の下で東の空に判然と浮んだ真白い八ヶ岳の連峰に驚きの目を見張る。この道の最後の村である上槻ノ木で温泉の様子を聞く。今年は経営主が変ったため番人がいないことや、温泉までの道も左へ左へと登って行くことを教えられた。僕は本沢温泉の方は一度歩いたことはあるが、この道は初めてなので心配していた。魔法瓶に湯を入れてもらって出発し、だいぶ奥まで木を引き出す馬の歩いた跡を伝う。