후리가나로 읽는 일본 고전
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たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
加藤 文太郎의 単独行(たんどくこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,799자 · 222화면
山と私
1
一番南の谷が肩から出ているのですが知らなかったため、三番目の一番深い谷へ入って、横通岳へ登ってしまいました。一ノ俣を下ると滝がたくさんある滝沢を通ります。ここは五月頃最も悪いところです。一ノ俣小屋には毛布や蒲団がたくさん置いてありました。槍沢は赤沢山の下からずっと雪渓になっています。小屋は大槍も殺生も肩のも皆出ていました。横尾谷は屏風岩の下から雪渓で、北穂には本谷と唐沢を分けている尾根の上の方へ取付いて登りました。峰伝いは全く真夏と同様で楽に歩けました。北穂―唐沢―奥穂の距離は地図よりずっと遠いように思います。奥穂は北アルプス中最も大きい山で海抜三一七〇メートル以上あると思います。前穂は下から頂上まで雪が少しも切れないでつづいていました。
(一九二八・七)
山と私
1
私はしばしば山に登る。それは山がいつも私の前に立っており、私はただわけもなく、それに登りたくなるものだから。あながち「岩の呼ぶ声」に惹きつけられるというものでもない。私にはむしろ岩は多くの場合恐怖の対象物でしかあり得ない。「雪と氷を追って」私の若い血汐が躍るのでは更にない。「白い芸術」は私には余りに遠い世界に距っており、氷の労作は私には肉体的にも精神的にも余りにも大きな負担であり、痛苦と屈服をのみ与えこそすれ、なんら戦闘意識といったものすら起し